短編

洒落怖・怪談

トトロの隠れ家

子どもの頃。 毎晩兵隊さんの足音が聞こえていた。 姿を見たわけではないんだけど、数人で足を揃えてザッザと行進しているような感じで、兵隊さんの足音だと思いこんでいた自分は凄く怖かった。 それから少し成長して、小学校の高学年く...
山の怪

自殺者が相次ぐキャンプ場

一番下の娘も小学校の高学年になったし、今年の夏は久しぶりにキャンプに行こうと近場のキャンプ場をリサーチしてた。 車で一時間ほどかかるが、気に入って毎年行く遠浅の海水浴場がある。 その海水浴場の近くにもキャンプ場があることを思い出...
洒落怖・怪談

夜道を駆けるキウイ

長距離トラックの運転手だった父から聞いた話。 昭和40年代ぐらいまでは、少し郊外に行けば殆どが無舗装の道ばかりだったそうで。 ある日の深夜。 助手のアンちゃんと共に群馬郊外の直線の続く無舗装道路を走っていた時の事。 急に...
洒落怖・怪談

4年前の空間

あれは俺が5年生の頃だった。 俺の家族は、その時アパートの3階に住んでいたんだ。 あるとき、上に住んでいた4階の住人が引っ越した。 夜中とか結構ドタバタうるさい所だったんで、正直ラッキーぐらいに思っていた。 次の日。 弟が俺を...
洒落怖・怪談

広島原爆、2日前に見たもの

五年前に死んだ祖父がよく言ってた話。 今から60年以上前で戦時中で神戸であった話だそうだが、ある日、祖父が空を見上げたときに白い布みたいなのが飛んでた。 よく見てみると布ではなくて顔も体も真っ白な人だった。 それがすごく高い所...
洒落怖・怪談

お気に入りのワンピース

知人の祖母・Nさんが若い頃体験した話だ。 Nさんにはお気に入りの服があった。 生成り地に小花が少し刺繍された、可愛らしいデザインのワンピース。 Nさんはその日も、お気に入りのワンピースを着て買い物に出かけた。 そして帰宅後は...
学校の怪

心の闇

私は数年前まで中学校の教員をやっていた者です。 学校というところは、大勢の人間が行き来するだけにさまざまな『気』が澱んでゆく場所のようです。 よい意味で清々しい気もあれば、悪意に満ちた気もある…。 これはそんなことではないかなとい...
山の怪

山から来る。

実家の山のお話です。 うちの実家はものすごい山の奥で、家から出て20メートルも歩いたら山の入り口なんです。 小さい頃から危ないから山には入るなって言われてたけど、気になる。やっぱり気になる。 それも、笹がアーチみたいに入り口形作っ...
洒落怖~名作集~

嘘つきで有名な奴

今はもうお互いに引っ越してしまって会うこともないが、アパートの隣の部屋に嘘つきで有名なやつが住んでいた。 飲み屋なんかでいろんな話をする、おしゃべりなやつ。話の内容はだいたいが眉唾もので、それで嘘つきで有名になった。 そいつがこんな...
洒落怖~名作集~

ヤマメ

あれは母の実家から帰る途中の出来事。 母の実家はG県の田舎で夏はキャンプ、冬はスキーをする人が来るような山の中。 お盆の時期になり、母が祖父の家に帰るらしいので、3人で車に乗り出発。 久しぶりの事もあってか、祖父は大変嬉しそう...
タイトルとURLをコピーしました