洒落怖・怪談 000-0000-0000 今みたいにオレオレが一般化するよりもずっと前の頃のことだから未だにあれが 何だったのかよく分からない話なんだけど。 ある金曜日、仕事終わり前に親父から電話がかかってきた。 丁度打ち合わせ中だったので一旦拒否って打ち合わせ後... 洒落怖・怪談病院の怪
洒落怖・怪談 モニターに映る女 コンビニで夜勤のアルバイトをしていたときの話 入って3ヶ月くらいのある晩 同じ夜勤の人間でその日は深夜1時に上がる予定だった先輩が 「今日は明け方まで残ってもいいかな?」と私に訊いてきたウチの店は深夜1時までは二人制、... 洒落怖・怪談
洒落怖・怪談 トトロの隠れ家 子どもの頃。 毎晩兵隊さんの足音が聞こえていた。 姿を見たわけではないんだけど、数人で足を揃えてザッザと行進しているような感じで、兵隊さんの足音だと思いこんでいた自分は凄く怖かった。 それから少し成長して、小学校の高学年く... 洒落怖・怪談
山の怪 自殺者が相次ぐキャンプ場 一番下の娘も小学校の高学年になったし、今年の夏は久しぶりにキャンプに行こうと近場のキャンプ場をリサーチしてた。 車で一時間ほどかかるが、気に入って毎年行く遠浅の海水浴場がある。 その海水浴場の近くにもキャンプ場があることを思い出... 山の怪
洒落怖・怪談 夜道を駆けるキウイ 長距離トラックの運転手だった父から聞いた話。 昭和40年代ぐらいまでは、少し郊外に行けば殆どが無舗装の道ばかりだったそうで。 ある日の深夜。 助手のアンちゃんと共に群馬郊外の直線の続く無舗装道路を走っていた時の事。 急に... 洒落怖・怪談
山の怪 祖母が教えてくれたおまじない 発端は四十年近く前になります。 私は幼い頃、離婚した母に連れられて、そこそこの地方都市から母の故郷である山間部の集落に転居しました。 住んでる人も少なくみんな顔見知り、スーパーなんか無くて個人商店が一軒ようやくあるような、山あい... 山の怪
洒落怖・怪談 風呂場に隠された真実 友人Yが小学生のときの恐怖体験を話してくれました。 ある日、Yのクラスに近隣の町から転入生がやってきました。 その頃の小学生は今と違って子供用のオサレな服なんてなく、たいていがパステルカラーのトレーナーに襟を出し、髪を編み込みし... 洒落怖・怪談
洒落怖・怪談 4年前の空間 あれは俺が5年生の頃だった。 俺の家族は、その時アパートの3階に住んでいたんだ。 あるとき、上に住んでいた4階の住人が引っ越した。 夜中とか結構ドタバタうるさい所だったんで、正直ラッキーぐらいに思っていた。 次の日。 弟が俺を... 洒落怖・怪談
洒落怖・怪談 ノブ回し女 幽霊とかじゃないんですけど、私が子供の頃(今から15年くらい前)、夜中になると近所に奇妙な人が出没してました。 私の家って、住宅街のなかの袋小路にあるんですけど、夜中の2時半から3時にかけて、いつも家の外でガシャガシャって音が聞こえてまし... 洒落怖・怪談
洒落怖・怪談 爺さんの遺言 爺さんの墓参りに行った帰り、爺さんの家(婆さんは生きてるから)で食事会みたいなのをした。 食事をし終わったあと、本が好きな俺は爺さんの読んでた本を探してて、その中のひとつの、原版らしき太宰治全集を物色してた。 そしたら、その全集を取... 洒落怖・怪談