師匠シリーズ

師匠シリーズ

【師匠シリーズ】血(前編)

大学1回生のとき。オカルト道を突き進んでいた俺には師匠がいた。 ただの怖い物好きとは一線を画す、得体の知れない雰囲気を持った男だった。 その師匠とは別に、自分を別の世界に触れさせてくれる人がいた。 オカルト系のネット仲間で、オフで...
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】顔

大学1回生の冬。 大学生になってからの1年弱、大学の先輩であり、オカルト道の師匠でもある人と様々な心霊スポットへ足を踏み入れた俺だったが、さすがに寒くなってくると出不精になってくる。 正月休みにめずらしく師匠が俺の下宿に遊びに来...
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】超能力

大学時代、霊感の異常に強いサークルの先輩に会ってからやたら霊体験をするようになった俺は、オカルトにどっぷり浸かった学生生活を送っていた。 俺は一時期、超能力に興味を持ちESPカードなどを使って、半ば冗談でESP能力開発に取り組んだこと...
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】雨

大学1回生の夏頃。 京介さんというオカルト系のネット仲間の先輩に不思議な話を聞いた。 市内のある女子高の敷地に夜中、一箇所だけ狭い範囲に雨が降ることがあるという。 京介さんは地元民で、その女子高の卒業生だった。 「京介」はハンド...
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】将棋

師匠は将棋が得意だ。 もちろん将棋の師匠ではない。大学の先輩で、オカルトマニアの変人である。 俺もまた、オカルトが好きだったので、師匠師匠と呼んでつきまとっていた。 大学1回生の秋に、師匠が将棋を指せるのを知って勝負を挑んだ。 ...
師匠シリーズ

【師匠リーズ】魚

別の世界へのドアを持っている人は、確かにいると思う。 日常の隣で、そういう人が息づいているのを僕らは大抵知らずに生きているし、生きていける。 しかし、ふとしたことで、そんな人に触れたときに、いつもの日常はあっけなく変容していく。 僕に...
師匠シリーズ

【師匠リーズ】麻雀

師匠は麻雀が弱い。 もちろん麻雀の師匠ではない。 霊感が異常に強い大学の先輩で、オカルト好きの俺は彼と、傍から見ると気色悪いであろう師弟関係を結んでいた。 その師匠であるが、2、3回手合わせしただけでもその実力の程は知れた。 俺...
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】鍵の行方

大学2回生の夏休み。 オカルトマニアの先輩に「面白いものがあるから、おいで」といわれた。 師匠と仰ぐその人物にそんなことを言われたら行かざるを得ない。 ノコノコと家に向かった。 師匠の下宿はぼろいアパートの一階で、あいかわらず鍵...
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】廃病院の足音

子どものころ、バッタの首をもいだことがある。 もがれた首はキョロキョロと触覚を動かしていたが、胴体のほうもピョンピョンと跳び回り続けた。 怖くなった俺は首を放り出して逃げだしてしまった。 その記憶がある種のトラウマになっていたが、大学...
師匠シリーズ

【師匠シリーズ】人間が死んだらどこへ行くと思う?

大学時代、よく散歩をした公園にはハトがたくさんいた。 舗装された道に、一体なにがそんなに落ちているのか、やたら歩き回っては地面をくちばしでつついて行く。 なかでも、よく俺が腰掛けてぼーっとしていたベンチの近くに、いつもハトが群れをな...
タイトルとURLをコピーしました