師匠シリーズ

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【師匠シリーズ】葬式

大学2回生の初秋。 サークルの先輩と二人でコンビニに食料を買いに行った、その帰り道。 住宅街の大通りから脇に入る狭い道があり、その手前に差し掛かった時に、軽い耳鳴りに襲われた。 その直後、目の前の道路の上にぼんやりとした影が見えた...
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【師匠シリーズ】田舎(中編)

そもそもの始まりは、大学1回生の秋に実に半端な長さの試験休みなるものがぽっこりと出現したことによる。 その休みに、随分久しかった母方の田舎への帰省旅行を思いついたのだが、それがどういうわけか師匠、CoCoさん、京介さんという3人の先輩...
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【師匠シリーズ】田舎(前編)

大学1回生の秋。 その頃うちの大学には試験休みというものがあって、夏休み→前期試験→試験休みというなんとも中途半端なカリキュラムとなっていた。 夏休みは我ながらやりすぎと思うほど遊びまくり、実家への帰省もごく短い間だった。 そ...
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【師匠シリーズ】図書館

大学2回生のとき、出席しなくてもレポートだけ提出すれば少なくとも可はくれるという教授の講義をとっていた。 嬉々として履修届けを出したにも関わらず、いざレポートの提出時期になると「なんでこんなことしなきゃいけないんだ」とムカムカしてくる。 ...
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【師匠シリーズ】10円

大学1回生の春。 休日に僕は自転車で街に出ていた。 まだその新しい街に慣れていないころで、古着屋など気の利いた店を知らない僕は、とりあえず中心街の大きな百貨店に入りメンズ服などを物色しながらうろうろしていた。 そのテナントの一つに...
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【師匠シリーズ】家鳴り

大学2回生の夏のこと。 俺は心霊写真のようなものを友人にもらったので、それを専門家に見てもらおうと思った。 専門家と言っても俺のサークルの先輩であり、オカルトの道では師匠にあたる変人である。 彼のアパートにお邪魔するとさっそく写真...
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【師匠シリーズ】声

大学2回生の春だったと思う。 俺の通っていた大学には大小数十のサークルの部室が入っている3階建てのサークル棟があった。 ここでは学生による、ある程度の自治権が守られ、24時間開放という夢のような空間があった。 24時間というからに...
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【師匠シリーズ】怖い夢

幽霊を見る。 大怪我をする。 変質者に襲われる。 どんな恐怖体験も、夜に見る悪夢一つに勝てない。 そんなことを思う。 実は昨日の夜、こんな夢を見たばかりなのだ。 自分が首だけになって家の中を彷徨っている。 なんでもいい...
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【師匠シリーズ】海

大学2回生の夏。 俺は大学の先輩と海へ行った。 照りつける太陽とも水着の女性とも無縁の、薄ら寒い夜の海へ。 俺は先輩の操る小型船の舳先で震えながら、どうしてこんなことになったのか考えていた。 眼下にはゆらゆらと揺らめく海面だ...
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【師匠シリーズ】鏡

大学1回生の冬。 大学に入ってから出入りするようになったネットの地元系オカルトフォーラムのオフ会に出たときのこと。 オフ会とは言っても、集まって居酒屋で飲む程度のものもあればディープなメンバーによる秘密の会合のようなものもあった。 ...
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