ある日婆ちゃんの家に少し離れた山にいるという山姥が訪ねてきた。
山姥といっても40代くらいで差ほど年寄りという訳でもないそうだ。
お茶をだしてやると大層喜び、4杯も飲んだ。
訪ねてきた理由は、彼女の娘が人間をやたらめったらと襲っているので懲らしめてほしいとのこと。
土産として鹿の角なんかを持ってこられたので断るわけにもいかず、早速山へ向かった。
山に入るや否や、強烈な突風が襲いかかってきた。
それにも怯まず進むと、6歳くらいの女の子が歩いてきた。
着物を着たそれこそが山姥の娘であるらしかった。
彼女は人間の振りをして婆ちゃんに近づくと、
口から蛇を吐き出した。
だが婆ちゃんはその蛇を捕まえると、口に縄をかませて
動きを止めると、そのまま女の子につかみかかった。
女の子は激しく抵抗し、
鋭い爪で婆ちゃんに切りかかってきた。
婆ちゃんは前もって用意しておいたくしゃみ粉(あるクラゲを乾燥させて粉にしたもの)を撒いて動きを止めると、
殴る蹴る叩く切るので制裁を加え、もう二度と悪さをしないこと、
親御さんのいうことをきちんと聞くことを約束させた。
その後山姥からはお礼の山菜や川魚やそばが
たびたび送られてくるようになったそうで。
ただ半分くらいはぬらりひょんが(ry
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