謎の会話

洒落怖・怪談
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今さっき起こった話。

訳分からなかったけど怖かったので。

二階の自分の部屋で、
窓開け放って本読んでたんだけど、
気付いたら外から話し声が聞こえてきてた。

聞こえる音量は会話の内容が分からない位小さくて、
辛うじて

「どっかのおばさん二人が
家の前の道路で止まって談笑してるのかなー」

って分かる位。

まあ普通に本読みながら聞き流してたんだけど、
何か違和感感じたんで聴き耳立ててみたんだよ。

そしたら違和感の訳が分かった。

話してる内容は分からないのに、

「はい」って単語と、
「いいえ」って単語が妙に大きく聴こえてくる。

しかも二人がハモらせた様な感じで、
無機質に聴こえてくる。

「はい」と「いいえ」は交互に聴こえる訳じゃなくて、
ランダムに入ってくるって感じ。

文字に表すと、

「ゴニョwwゴニョ は い ムニョ い い え ゴニョ?ニョ い い え ゴニョw」

って感じかな。

気付いた時は、

「おおー何か不思議な現象に会っちゃったぞ、
音の干渉か何かな」

とか思ってたんだけど、
そこからだんだん「いいえ」が混じる比率が
大きくなってきたんだよね。

最初の頃は
「はい」と「いいえ」は
五分五分くらいの割合で混ざってたのに、
あからさまに「いいえ」が聴こえる頻度が高くなってきてる。

ちょっと怖くなってきて、
音の干渉、偶然だろう、
きっとそうだと思い込もうとしたけど、
両方が止まってるのに
一つの単語だけ大きく聴こえるのもおかしいよな…あれ…?

普通は会話で
「はい」とか「いいえ」って使わなくね…?

そこまで考えた瞬間、
パッと話し声が聴こえなくなった。

別れの挨拶も何も聴こえて来なかったのに。

何だったんだろ?

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