要注意!日本に存在する毒キノコ

植物

みなさんキノコは好きですか?
春にはシメジ
夏にはポルチーニ
秋にはシイタケ
冬にはエノキタケ

日本では四季の移ろいとともに食卓で様々なキノコを味わうことができます。

日本のキノコ達

日本には約5000種類のキノコが存在すると言われていますが、そのすべてが食べられるわけではありません。食用として用いられるキノコは100種類程度で、毒キノコとして知られているのは200種類。その他のキノコについては食べれるか毒かすら不明確なキノコです。ほとんどのキノコは毒をもっているかもしくは生態は謎に包まれているということですね。

キノコによる食中毒

日本国内では過去10年間で1000人以上が毒キノコによる食中毒にみまわれています。

毒キノコを口にしてしまったときの主な症状としては、嘔吐、下痢、重度の腹痛、めまい、痙攣(けいれん)、幻覚症状などがあげられます。

次の項では、昨年(令和2年)に最も食中毒の発生件数が多かったツキヨタケという毒キノコをご紹介します。

日本に生息する毒キノコ「ツキヨタケ」

ツキヨタケ

ツキヨタケ

緑色に光るツキヨタケ image: photoAC

ツキヨタケ(月夜茸)は晩夏から秋にかけて、主にブナという広葉樹の枯れ木や切り株に群生するキノコです。

ブナ林は東北の世界遺産にも指定されている白神山地をはじめ日本全国に存在しています。
それに合わせるようにツキヨタケもまた北から南まで広く分布しています。

夜になると淡く緑色に発光するその姿はどこか幻想的な異世界の植物のようです。

しかし、この美しい姿を持つツキヨタケは猛毒を持つ毒キノコです。
日本における毒キノコによる食中毒の半数はこのツキヨタケによるものが占めています。

ではなぜこのツキヨタケによる食中毒が発生してしまうのでしょうか?毒キノコとわかってるなら食べなければいいのに!と思われるかも多いかもしれません。

もし赤や紫の毒々しいビジュアルをしたキノコであれば誰しも食べるのを躊躇するでしょう。しかしツキヨタケは緑色に発光しているのを見る以外、日中にその姿を見ればただのキノコと変わりないように思われます。

そして一番の問題点は、このツキヨタケが食用に用いられるムキタケというキノコと姿が瓜二つであることです。

次の2点の画像を見てみましょう。

ツキヨタケ

ツキヨタケ image: PAKUTASO

上が毒キノコであるツキヨタケ、下が煮物にしてもおいしいムキタケです。どちらも見た目は大きく差がありません。
見た目が食用キノコと似ているというのが毒キノコによる食中毒の大きな原因となっています。

またツキヨタケもムキタケもブナの木に生えることが共通しています。そして一本のブナの木にツキヨタケとムキタケが混生しているという事例も存在するようです。

誤ってツキヨタケを採取し、口にしてしまった場合は、30分から1時間程度で下痢、嘔吐、腹痛、幻覚症状といった症状に見舞われ、最悪死亡してしまうケースもあります。

もしキノコを食べて体調不良を起こした場合は速やかにお近くの病院に行きましょう。

キノコ狩りなどを楽しみたい場合は、しっかりとした知識を持った専門家に同行してもらい、見つけたキノコを一つ一つ確認してもらうったほうがよさそうですね。不十分な知識で野生のキノコを採取したら思わぬ事故の原因となるかもしれません。

 

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